スポーツ障害特集第13弾「筋断裂」(肉離れ)

こんばんは。

岐阜市を中心に訪問・出張マッサージ・リハビリ・はり・きゅう治療をしています。

いしぐれ治療院の石榑です.

本日もブログへの訪問ありがとうございます

今回は、スポーツ障害特集第13弾「筋断裂」(肉離れ)についてご紹介します。

肉離れと聞けばスポーツをしている方なら一度は聞いたことがあると思います。

体重がかかり負担のかかっている下肢に起きやすい障害で、二関節筋と呼ばれる関節を二つまたぐ筋肉に多くみられます。

理由は、単関節筋に比べ負担が大きくなるためだと言われています。

では、下記に詳しい説明を書いていきます。

【発症】

運動中のジャンプやダッシュなどの動作により、筋肉の瞬間的な収縮が過度に行われることで筋膜が急に引き伸ばされ

部分断裂を起こし発症します。

多くは筋肉の柔軟性が失われつつある成人にみられます。また、柔軟性の欠如以外にも筋肉疲労など様々な発生要因があります。

(発生要因)
・筋肉の柔軟性
・準備運動不足
・筋肉疲労
・拮抗筋の筋肉のバランス不良。
・筋力や持久力の低下
・間違ったフォームでの動作
など

【病態生理】

筋断裂の程度によってⅠ度~Ⅲ度に分類されます。

・Ⅰ度(筋繊維の微細な損傷)
・Ⅱ度(筋繊維の一部断裂)
・Ⅲ度(筋繊維の完全断裂)

上記のⅠ度の状態を肉離れと呼びます。

筋断裂がきっかけとなって、前回紹介した「コンパートメント症候群」を起こすこともあります。

【診断】

問診、身体所見(皮下出血、陥凹など)、画像検査を行うこともあります。

【処置】

処置としては受傷直後はRICE処置を行い、その後は保存療法行います。

完全断裂の場合は逢着術を行うこともあります。

受傷直後はスポーツを中止し一週間程度は安静を保って頂きます。

その間は、障害局所を避け鍼灸施術、マッサージを行っていきます。施術を行うことで、痛みの軽減、

回復を早める効果があるとされています。

また、肉離れを起こす方は、その筋肉以外も柔軟性が低下し、筋肉の疲労も溜まっていることが多いため

全身的に施術していく事が重要です。

回復状況により、ストレッチ、軽負荷のトレーニング、ジョギングなどを始め徐々にスポーツ復帰を目指していきます。

この障害は、再発することが多いためスポーツへの復帰は慎重に行うことが大切になり、状態にもよりますが

3週間~8週間ほどかかることもあります。

時間はかかりますが、その間に上記に書いた発生要因を克服していく事が大事になってきます。

スポーツでのケガを予防するには、日々の体のケアにより怪我になりにくい体作りが大事になってきます。

当院では、スポーツを行う方も多数利用しており、ケガの予防はもちろん、

パフォーマンス向上などのお声も頂いています。

スポーツ前後のケアやセルフストレッチなどでご質問や、

ご相談はメールでも行っていますのでお気軽にお問合せ下さい。

参考文献
・全部見えるスーパービジュアル整形外科疾患 [監修:高井信朗、発行所:成美堂出版、発行者:深見公子]
・スポーツ東洋療法ハンドブック [監修:福林徹、編集:(株)東洋療法学校協会スポーツ東洋療法研究委員会
                 発行者:戸部慎一郎、発行所:医道の日本社]

〒500-8364
岐阜県岐阜市本荘中ノ町9-68
いしぐれ治療院
院長 石榑寛和
TEL:080-6909-9954
Mail : isigure.hirokazu@gmail.com
LINE@ : @tcx9918k

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