こんばんは。
岐阜市を中心に訪問・出張マッサージ・リハビリ・はり・きゅう治療をしています。
いしぐれ治療院の石榑です.
今回は、スポーツ障害特集第12弾「コンパートメント症候群」、別名、区画症候群についてご紹介します。
【発症】
この症候群は、前腕や下腿などの骨や筋膜、骨間膜などにより囲まれた隔室内圧がスポーツ競技において
直接的打撲や疾走などにより上昇し、循環不全が起こり、その結果として筋・腱・神経の壊死、
機能障害を起こすものです。
【症状】
患部の発赤、腫脹、緊張感、硬結、自発痛(特に夜間痛)、圧迫、痺れ感や冷感、患部筋肉の
自動運動障害と他動運動時の痛み、患部のコンパートメント(区画)を通る神経の知覚障害がある。
また、下肢の場合には歩行障害も起こります。
慢性の場合には、下腿外側や前脛骨筋に圧痛があるものが多い。
【診断】
パッシブストレッチ(障害筋を他動的に伸展すると激痛が走る)による疼痛の増強は本症を疑わせる。
他に区画内圧測定、筋電検査、CT、MRI、末梢血検査が特徴的な検査になります。
【処置】
処置としては受傷直後はRICE処置を行い、その後保存療法として、
患部の挙上、神経麻痺が進行していなければ、軽い自動運動を行うなどし、区画内の減圧、圧迫改善を行います。
このような処置で改善がない場合は手術療法をし筋膜切開を行い区画内の除圧を行うこともあります。
今回はコンパートメント症候群をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
コンパートメント症候群の発生機序である打撲を軽視せずに適切な処置(RICE処置)を
行いましょう。
スポーツ障害特集をお送りしています。
スポーツでのケガを予防するには、日々の体のケアにより怪我になりにくい体作りが大事になってきます。
当院では、スポーツを行う方も多数利用しており、ケガの予防はもちろん、
パフォーマンス向上などのお声も頂いています。
スポーツ前後のケアやセルフストレッチなどでご質問や、
ご相談はメールでも行っていますのでお気軽にお問合せ下さい。
参考文献
・全部見えるスーパービジュアル整形外科疾患 [監修:高井信朗、発行所:成美堂出版、発行者:深見公子]
・スポーツ東洋療法ハンドブック [監修:福林徹、編集:(株)東洋療法学校協会スポーツ東洋療法研究委員会
発行者:戸部慎一郎、発行所:医道の日本社]
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いしぐれ治療院
院長 石榑寛和
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