こんばんは。
岐阜市を中心に訪問・出張マッサージ・リハビリ・はり・きゅう治療をしています。
いしぐれ治療院の石榑です.
今回は、スポーツ障害特集第9弾「アキレス腱断裂」についてご紹介します。
【病態】
アキレス腱断裂は、踏み込み・ダッシュ・ジャンプなどの動作で下腿三頭筋(ふくらはぎ)
が急激に収縮した時や、着地動作などで急に筋肉が伸ばされたりした時に発生します。
腱の退行性変性(老化現象)が基盤にあると考えられています。
30~50歳のスポーツ愛好家に多く、レクリエーション中の受傷が多いのが特徴です。
バレー・テニス、バトミントン、ソフトボールなどの受傷が多くみられます。
【発症】
受傷時には、ふくらはぎを棒で叩かれたや、後ろからボールが当たったなどと感じることが多い。
腱が断裂した時の音(バチッやパンとか)を自覚していることもあります。
受傷直後は踏ん張ることができずに転倒したり、しゃがみこんだりしますが、比較的痛みは
軽く、しばらくするとほく加納となることも少なくありません。
しかし、歩行が可能な場合でもつま先立ちはできなくなります。
【診断】
アキレス腱断裂部に皮下の陥凹(へこみ)を触れ、同部に圧痛がみられます。
うつ伏せで膝を直角に曲げた状態でふくらはぎを強くつまむと、正常では
足関節は底屈しますが、(Thompsonテスト)、アキレス腱が断裂すると、
この底屈がみられなくなるのが特徴です。
ほとんどの場合通常のレントゲン検では異常を認めません。
【処置】
断裂したアキレス腱を直接縫合する手術と、手術を行わずギブスや装具を用いて腱の修復を目指す
保存療法があります。それぞれに一長一短があるので担当医とよく相談して決めることが大切です。
スポーツ復帰と予防については、4カ月程度で軽い運動は可能となりますが、全力でのスポーツが
短くても6カ月はかかると言われています。
特に最初の3カ月程はアキレス腱に過度の負荷がかかると再び腱が断裂する危険性が大きいので
注意が必要です。
予防としては、どのスポーツでもそうですが、運動前に入念なアップを行うことが重要です。
受傷後6カ月までは瞬間的に力を使う動作は控えるようにしましょう。
スポーツ障害特集をお送りしていますが、やはり日々の体のケアにより怪我になりにくい
体作りが大事になってきます。
当院では、スポーツを行う方も多数利用しており、怪我の予防はもちろん、
パフォーマンス向上などのお声も頂いています。
スポーツ前後のケアやセルフストレッチなどでご質問や、
ご相談はメールでも行っていますのでお気軽にお問合せ下さい。
〒500-8364
岐阜県岐阜市本荘中ノ町9-68
いしぐれ治療院
院長 石榑寛和
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